![]() 燃料電池アノードから非燃料物質をパージするためのシステム
专利摘要:
単一の燃料電池、燃料電池スタック及び燃料電池アレイなどの少なくとも1つの燃料電池と、燃料供給部と、調節可能な燃料電池電流負荷部とを含む燃料電池ガスパージシステムが提供される。このシステムは、燃料電池内に蓄積した非燃料物質を前記燃料電池からパージするべく配置された前記燃料電池の内部圧力と外部圧力との圧力差に従って作動する少なくとも1つの受動的パージバルブをさらに含む。前記受動的パージバルブは、受動的二方向バルブ(例えばドーム型バルブ)または受動的一方向バルブであり得る。また、このシステムは、前記パージを開始するべく前記燃料電池の前記内部圧力を増加させる時期を判断するためのパージ要求モジュール及び前記パージを完了するべく前記燃料電池の前記内部圧力を減少させる時期を判断するためのパージ完了モジュールを有するパージ制御モジュールをさらに含む。前記非燃料物質は、非燃料ガスまたは凝縮水であり得る。 公开号:JP2011511416A 申请号:JP2010545027 申请日:2009-01-29 公开日:2011-04-07 发明作者:ファビアン、ティボー;フィッシャー、トビン・ジェー;ブレイスウェイト、ダニエル 申请人:アーディカ テクノロジーズ インコーポレイテッド; IPC主号:H01M8-04
专利说明:
[0001] 本発明は、一般的に、燃料電池に関する。より詳細には、本発明は、パージが必要となる時期及びパージが完了した時期を判断することができるようにした、水素燃料電池から水素をパージするためのシステムに関する。] 背景技術 [0002] 大気から酸素が供給される燃料電池システムでは、燃料電池の電解質を通過するガス拡散率に限界があるため、燃料流内に大気中の非反応性成分(主に窒素及び多少の水蒸気または凝集水)が蓄積する。不活性ガスの蓄積は燃料濃度の低下をもたらし、やがては燃料電池の出力電圧を低下させる。したがって、燃料電池を連続運転するためには、燃料区画内のガスを定期的にパージする必要がある。また、燃料電池システムは、多くの場合、内部圧力または真空が危険レベルに達した場合に、装置の損傷及び/またはユーザへの危険を防止するべくガスを逃がすための安全弁を備えている。このような問題を解決するためには、能動的パージバルブを使用する方法と受動的パージバルブを使用する方法との2つの方法がある。能動的パージバルブを使用するシステムでは、燃料及び蓄積した窒素を必要に応じて逃がすための電気的または機械的に制御されたバルブが燃料ガス流の流路出口に配置される。小型のマイクロ燃料電池システムでは、サイズ及び重量の最小化が所望される場合、パーカー・ハネフィン社(Parker Hannifin)から入手可能なX型バルブなどの小型バルブが使用されることが多い。これらの能動的バルブには、高コスト及び高消費電力などの、様々な問題点がある。また、これらの能動的バルブは、適切に機能させるためには外部から正確に制御する必要があるので、安全パージバルブとしては信頼性が低いという問題点もある。受動的パージバルブを使用するシステムは、ガス圧力または真空が所定圧力に達したときに、前記圧力を解放することができる。システムの作動圧力をバルブのパージ圧力よりも高くし、前記バルブからガスを逃がすことによって、蓄積した非反応性ガスをパージすることができる。このような受動的バルブは、能動的バルブよりも安価であると共に、外部制御を必要としないために能動的バルブよりも信頼性が高い。このような受動バルブとしては、スマート・プロダクツ社(Smart Products)から入手可能なものなどのポペットバルブや、ヴェルネイ社(Vernay)から入手可能なものなどのダックビルバルブがある。受動バルブを利用したパージシステムの場合でも、燃料損失や過度のパージを避けるために、パージバルブの上流側圧力を適切に制御する必要がある。例えば、多くの水素燃料電池システムでは、水素は例えば二元系の化学反応を用いてオンデマンドで生成される。このようなシステムでの反応時間は、多くの場合、化学的水素反応システムにおける熱質量及び質量移動の限界に起因する待ち時間及び長時定数として特徴付けられる。このような限界は、圧力変更を素早くかつ頻繁に行うことを不可能にし、それ故に、受動的パージバルブを利用したパージを非実用的なものとする。] [0003] さらに、従来のパージ方法は、蓄積した非燃料ガスの全てがシステムからパージされた時期を判断することができなかった。この曖昧性を補償するために、受動的パージバルブを備えたシステムは、燃料を余分にパージする必要があった。その場合、安全上の問題や燃料の浪費が生じるという問題があった。また、前記システムでは、パージが失敗に終わる危険性があった。その場合、システム出力が減少したり動作が不安定になったりするという問題があった。] [0004] したがって、高い燃料利用率を維持しながら、システムの複雑さを最小化した、単純で、低コストかつ効果的な燃料電池用パージシステムを開発する必要がある。] 課題を解決するための手段 [0005] 本発明は、燃料電池ガスパージシステムを提供する。このガスパージシステムは、少なくとも1つの燃料電池と、燃料供給部と、調節可能な燃料電池電流負荷部とを含む。このガスパージシステムは、燃料電池内に蓄積した非燃料物質を前記燃料電池外へパージするべく配置された、燃料電池の内部圧力(バルブの上流側の圧力)と燃料電池の外部圧力(バルブの下流側の圧力)との圧力差に従って作動する少なくとも1つの受動的パージバルブと、パージ要求モジュール及びパージ完了モジュールを有するパージ制御モジュールとをさらに含む。パージ要求モジュールは、前記パージを開始するべく燃料電池の内部圧力を増加させる時期を判断するためのものであり、パージ完了モジュールは、前記パージを完了するべく燃料電池の内部圧力を減少させる時点を判断するためのものである。] [0006] 本発明の一態様では、燃料電池は、水素燃料電池、プロパン燃料電池、ブタン燃料電池またはメタン燃料電池であり得る。] [0007] 本発明の一態様では、前記少なくとも1つの燃料電池は、単一の燃料電池、燃料電池スタック、燃料電池アレイまたはそれらの任意の組み合わせであり得る。] [0008] 本発明のさらなる態様では、非燃料物質には、非燃料ガス及び/または凝縮水が含まれ得る。] [0009] 本発明の別の態様では、非パージ時は、燃料電池の内部圧力が受動的パージバルブのクラッキング圧力よりも低く保たれるように調節可能な燃料電池電流負荷部により調節し、パージ時は、燃料電池の内部圧力が受動的パージバルブのクラッキング圧力よりも高くなるように調節可能な燃料電池電流負荷部により調節するようにする。] [0010] 別の態様では、調節可能な燃料電池電流負荷部は、充電電流が調節可能なバッテリに接続されたバッテリ充電回路を含む。] [0011] さらなる別の態様では、受動的パージバルブは、受動的二方向バルブまたは受動的一方向バルブであり得る。受動的二方向バルブには、ドーム型バルブが含まれ得る。] [0012] 一態様では、受動的パージバルブのクラッキング圧力は、6894.757Pa(1PSI)である。] [0013] 本発明のさらなる態様では、前記少なくとも1つの燃料電池が、少なくとも2つの燃料電池を直列に接続して構成した燃料電池アレイであり、燃料供給部は、前記燃料電池アレイの近位端に位置する燃料電池に接続され、受動的パージバルブは、前記燃料電池アレイの遠位端に位置する燃料電池に接続される。] [0014] 一態様では、前記少なくとも1つの燃料電池が、少なくとも2つの燃料電池を直列に接続して構成した燃料電池アレイであり、パージ要求モジュールは、前記燃料電池アレイのうちの任意の燃料電池の電圧が所定の閾値を下回った場合に、非燃料物質をパージする必要があると判断する。あるいは、前記パージ要求モジュールは、前記燃料電池アレイのうちの受動的パージバルブに接続された燃料電池の電圧が所定の閾値を下回った場合に、非燃料物質をパージする必要があると判断する。] [0015] 別の態様では、パージ完了モジュールは、受動的パージバルブからパージされたガスの主成分が燃料であることが検出された場合に、前記少なくとも1つの燃料電池から非燃料物質がパージされたと判断する。] [0016] 本発明のさらなる態様では、前記少なくとも1つの燃料電池が、少なくとも2つの燃料電池を直列に接続して構成した燃料電池アレイであり、受動的パージバルブからパージされた非燃料物質が、前記燃料電池アレイのうちの1若しくは複数の燃料電池のカソードに導かれるように構成され、パージ完了モジュールは、前記1若しくは複数の燃料電池の圧力が所定の閾値電圧を下回った場合に、非燃料物質がパージされたと判断する。] [0017] 本発明のさらなる別の態様では、受動的パージバルブからパージされた非燃料物質が、大気存在下の触媒床に導かれるように構成され、パージ完了モジュールは、触媒床の温度が所定の閾値温度を超えた場合に、非燃料物質がパージされたと判断する。前記触媒は、白金、パラジウム、ルテニウム、マンガン酸化物、銀酸化物またはコバルト酸化物であり得る。] [0018] 本発明の別の態様では、前記パージ完了モジュールは、タイマーを使用して、前記非燃料物質がパージされた時期を判断する。タイマーの設定時間は、パージ開始前の前記少なくとも1つの燃料電池の電流負荷に従って決定される。] [0019] さらなる態様では、補助的燃料電池をさらに含み、受動的パージバルブからパージされた非燃料物質が前記補助的燃料電池のアノードに導かれるように構成され、パージ完了モジュールは、前記補助的燃料電池の電流または電圧の出力が所定の閾値レベルを超えた場合に、非燃料物質がパージされたと判断する。] 図面の簡単な説明 [0020] 本発明の目的及び利点は、下記の詳細な説明を添付図面を参照しながら読むことによって理解できるであろう。] [0021] タイマーを利用してパージの完了を検出する手段を有する本発明の燃料電池ガスパージシステムを示す。 パージの完了を検出する手段を有する本発明の燃料電池ガスパージシステムを示す。 複数の燃料電池から構成され、前記複数の燃料電池の1若しくは複数に接続されるパージ排気ラインを有するシステムを示す。 前記システムをモニタし、パージガスが供給される燃料電池から取得した電圧データを使用してパージが効果的に完了した時期を判断するためのソフトウエアのアルゴリズムのフローチャートを示す。 補助的な燃料電池を備え、補助的な燃料電池のアノードに接続されるパージ排気ラインを有する燃料電池ガスパージシステムを示す。 大気存在下の触媒床を備え、触媒床に接続されるパージ排気ラインを有する燃料電池ガスパージシステムを示す。] 実施例 [0022] 下記の詳細な説明には例示のための多くの具体的な詳細が含まれているが、下記の例示的な詳細に対する種々の変更及び修正が本発明の範囲内にあることは、当業者であれば容易に理解できるであろう。したがって、下記に記載された本発明の好ましい実施形態に関する記述によって、本発明の特許請求の範囲の一般性が失われることも、特許請求の範囲が制限されることもない。] [0023] 図面を参照して、図1は、本発明の一実施形態に従った、タイマーを利用した燃料電池ガスパージシステム100を示す。例えばファンによって駆動される空気源104が接続された水素燃料電池102が示されている。空気源104から水素燃料電池102のカソード(図示せず)へ酸素が供給される。水素燃料電池102に供給された酸素は、空気排出ライン106から加湿空気の形態で排出される。本明細書では一例として水素燃料電池102を示しているが、本明細書の全体を通じて、水素燃料電池102は、例えばプロパン燃料電池、ブタン燃料電池またはメタン燃料電池などの様々な種類のガス燃料電池のいずれかであってもよいことを理解されたい。また、燃料電池は、単一の燃料電池、燃料電池スタック、燃料電池アレイまたはそれらの任意の組み合わせであってもよいことを理解されたい。本実施形態は、少なくとも1つの水素燃料電池102を含む水素燃料電池ガスパージシステム100である。ガスパージシステム100は、水素燃料供給部108と、電流負荷を調節可能な水素燃料電流負荷部116をさらに含む。ガスパージシステム100は、水素燃料電池102の燃料区画内に蓄積した非燃料物質110をパージするべく配置された少なくとも1つの受動的パージバルブ112をさらに含む。受動的パージバルブ112は、該バルブバルブを横切る圧力(すなわち、燃料電池の内部圧力と外部圧力)の圧力差に従って作動する。本明細書の全体を通じて、非燃料物質110は、非燃料ガスまたは凝縮水であり得ることを理解されたい。また、本明細書においては、受動的パージバルブ112は、受動的二方向バルブ(例えばドーム型バルブ)または受動的一方向弁であり得ることを理解されたい。また、ガスパージシステム100は、パージ要求モジュール120とパージ完了モジュール122とを有するパージ制御モジュール118をさらに含む。パージ要求モジュール120は、パージを開始するべく水素燃料電池の内部圧力を増加させる時期(タイミング)を判断し、パージ完了モジュール122はパージを終了するべく水素燃料電池の内部圧力を減少させる時期を判断する。ここで、非燃料物質110は、非燃料ガスまたは凝縮水であり得る。本発明によれば、受動的パージバルブからパージされたパージガスが主として燃料を含むようになった時期を判断するための様々な方法が存在する。本実施形態では、パージ完了モジュール122は、タイマー124を使用することによって、非燃料物質がパージされた時期を判断することができる。ここで、タイマー124の設定時間は、前記少なくとも1つの水素燃料電池のパージ開始前の電流負荷に従って決定することができる。パージ開始前の電流負荷は、パージ開始前の水素流量の指標となる。水素流量と燃料電池アノードの既知の容積とに基づいて、パージが必要となる時期を判断することができる。] 図1 [0024] 図2は、パージが完了したことを検出する機能を有する水素燃料電池ガスパージシステム200を示す。パージ検出機能を有する燃料電池ガスパージシステム200は、少なくとも1つの水素燃料電池102、水素燃料供給源108及び調節可能な水素燃料電池電流負荷部116を含む。システム200は、水素燃料電池102内に蓄積した非燃料物質110をパージするべく配置された少なくとも1つの受動的パージバルブ112をさらに含む。また、システム200は、パージ要求モジュール120とパージ完了モジュール122とを有するパージ制御モジュール118をさらに含む。パージ要求モジュール120は、パージを開始するべく水素燃料電池の内部圧力を増加させる時期を判断し、パージ完了モジュール122はパージを終了するべく水素燃料電池の内部圧力を減少させる時期を判断する。本実施形態では、パージ要求モジュール120は、燃料電池102の電圧(例えば、燃料電池スタックのうちの1つの燃料電池の電圧)が所定の閾値を下回った場合に、非燃料物質110をパージする必要があると判断する。] 図2 [0025] 非パージ時は、受動的パージバルブ112の上流側圧力(燃料電池の内部圧力)がバルブ112のクラッキング圧よりも低く保たれるように、調節可能な水素燃料電池電流負荷部116により調節する(燃料電池102で消費される燃料(水素)の流量が、燃料供給源108から供給される燃料の流量と実質的に一致するように調節する)パージ時は、受動的パージバルブ112の上流側圧力(燃料電池の内部圧力)がバルブ112のクラッキング圧よりも高くなるように、調節可能な水素燃料電池電流負荷部116により調節する。燃料電池の内部圧力の増加は、燃料電池に供給される燃料の流量を一定に保ちながら(燃料電池負荷電流を減少させて)燃料電池102による燃料消費量を減少させることによりなされる。電流負荷の調節は素早く行うことができるので、燃料電池の内部圧力を素早く変更することが可能となる。したがって、パージを素早くかつ制御された態様で行うことが可能となる。] [0026] 図2に示した実施形態では、受動的パージバルブ112は、水素燃料源108が並列接続された燃料電池スタック102の遠位端に配置される。水素燃料源108は、燃料電池スタック102の近位端に配置される。ここで、パージ要求モジュール120は、負荷時に、スタック102のうちの任意の燃料電池の電圧が所定の閾値を下回った場合に、非燃料物質110をパージする必要があると判断する。例えば、パージ要求モジュール120は、燃料電池スタック102のうちの受動的パージバルブ112に最も近接する燃料電池(受動的パージバルブに接続された燃料電池)の電圧が所定の閾値を下回った場合に、非燃料物質110をパージする必要があると判断する。] 図2 [0027] 図2は、パージ検出機能を有する水素燃料電池ガスパージシステム200を示す。パージバルブからパージされたパージガス202は、調節可能な電流負荷部116を有する燃料電池システム200の1若しくは複数の燃料電池のカソード(図示せず)へ送達される。パージの初期に、パージバルブからパージされた不活性ガス及び他の非燃料物質110(例えば水蒸気/凝縮水)が燃料電池のカソードへ送達されたときは、特に低負荷または非負荷の場合、燃料電池の電圧に対する影響はほとんどない。その後、パージバルブから全ての非燃料物質110がパージされ、非燃料物質の代わりに純粋な水素がパージされるようになると、パージバルブからパージされた水素は燃料電池のカソードへ送達され、カソード触媒層で空気中に存在する酸素と触媒的に反応するため、燃料電池内の酸素が効果的に消費されることとなる。その結果、燃料電池の電圧の検出可能な減少が生じる。特に、受動的自然対流駆動型のカソード流システム(図3参照)では、パージバルブからパージされた非燃料物質110が燃料電池に送達された後に、パージバルブからパージされた水素のみが燃料電池に送達されることにより、パージが成功したことを確認することができる(このシステムでは、流れ経路の終端部に窒素が蓄積する傾向がある)。また、パージバルブからパージされた水素を燃料電池のカソードへ送達することは、水素により酸素などの触媒汚染物質を減少させることができるので、燃料電池102の作動において有益な効果を奏する。] 図2 図3 [0028] 一実施形態によれば、パージガス202は、これらに限定しないが、チューブを介してパージバルブ112から燃料電池102の表面へパージガスを導く手法や、パージの検出に使用するべくパージガス202が燃料電池102に導かれるようにパージバルブ112を設置する手法などの様々な手法によって、燃料電池102のオープンカソードへ導くことができる。] [0029] パージバルブと燃料電池102とを接続するパージラインの出口は、燃料電池カソードにおける、燃料電池の中央や縁部近傍などの様々な位置に配置することができる。パージラインの出口が燃料電池102の縁部近傍に配置される場合、パージラインから送達された燃料ガスはすぐに逃げてしまうので、パージの検出感度はより低いものとなる。このことは、燃料ガスの圧力制御が限られており、燃料電池102から過度の量のガスがパージされる可能性があるために燃料電池102の出力の制御が限定的である場合は、有利である。] [0030] 図3は、本発明に係る、複数の別個の燃料電池304を含む燃料電池システム300を示す。この燃料電池システム300では、パージバルブから排出されたパージガス202は、システム300の1若しくは複数の別個の燃料電池304に送達される。燃料電池アレイ102を有するシステムなどの様々な燃料電池システムでは、複数の燃料電池は、一連の燃料ガス流ライン302によって接続されており、自然対流により駆動されるカソードフローシステムを構成している。燃料ガス流ライン302は、圧力センサ310に接続されている。受動的パージバルブ112からパージされた非燃料物質110が、受動的パージバルブ112の上流に位置する、燃料電池アレイ102の燃料電池304に導かれると、パージ完了モジュール118は、燃料電池304の電圧が所定の閾値電圧を下回った場合に、非燃料物質110をパージされたと判断する。図示のように、受動的パージバルブ112は、少なくとも2つの水素燃料電池を直列に接続して構成した燃料電池アレイ102のうちの遠位端に位置する燃料電池に接続され、水素燃料源108は、アレイ102のうちの近位端に位置する燃料電池に接続される。図3に示したタイプのシステムでは、燃料電池アレイ102の遠位端に位置する燃料電池306に窒素ガスが経時的に蓄積し、やがては燃料電池306の電圧及び出力の低下を引き起こす。したがって、パージガス202をアレイ102の遠位端に位置する燃料電池306に送達するように構成すると、パージ検出モジュールは、アノード側における窒素の堆積に起因する電圧降下(この場合、パージを行う必要がある)と、パージが成功的に完了したことによる電圧降下(カソード側における触媒反応による酸素の消費に起因する電圧降下)とを区別することができないという問題が生じ得る。したがって、一実施形態では、アレイ102の近位側に位置する或る燃料電池304に対してパージガスを送達するように構成することが好ましい。] 図3 [0031] 一実施形態では、調節可能な水素燃料電池電流負荷部116は、バッテリ308に取り付けられた充電回路を含むことができる。バッテリ308の充電電力は調節可能であり得る。一態様では、バッテリ308は、例えば、定電流などの充電されるべきものに基づいては充電されず、水素の生成量に基づいて充電される。ここで、バッテリ308は、パージバルブ112の上流側圧力(燃料電池の内部圧力)をバルブのクラッキング圧力よりも低く保つために必要な容易に利用可能なエネルギーストレージとしてのみならず、燃料電池システムから外部ユーザへ継続的に(パージ中に出力低下が生じないように)最大出力を提供するためのハイブリッド装置としての役割を果たす。] [0032] 本発明によれば、燃料電池、燃料電池スタックまたは燃料電池アレイのカソードにおいて水素ガスの存在を検出するための様々な手法が存在する。1つの手法は、或る燃料電池の電圧を、別の燃料電池の電圧と比較することである。パージガスが供給された燃料電池の電圧が、その燃料電池に隣接する別の燃料電池の電圧よりも大幅に低く、かつ、システム圧力(燃料電池の内部圧力)がパージ要求圧力(パージを行う必要があると判断される圧力)よりも低い圧力である場合、パージが成功したことを信頼性をもって結論することができる。] [0033] 上述したパージガスを使用して判断する方法の1つのスキームは、ソフトウエアのアルゴリズムを使用してシステムをモニタし、パージガスが供給される燃料電池から取得した電圧データを使用してパージが効果的に完了した時期を判断することである。1つの可能な制御スキームは、これに限定しないが、図4に示したフローチャート400に示す方法である。このスキームでは、システムのCPUはまず、一般的に、直列接続された複数の燃料電池における一番後ろの燃料電池の電圧低下を検出した場合に、パージする必要があると判断する(ステップ402)。システムCPUは、その後、システム圧力(燃料電池の内部圧力)をパージ圧力まで増加させる(ステップ404)。システム圧力を増加させる手法は、システムの種類に応じて異なる。液体と固体との間の二方向化学反応を利用して水素がオンデマンドで生成される1つの例示的な水素燃料電池システムでは、反応性固体を収容しているチャンバへの液体供給量(ポンプ流量)を増加させて水素生成量を増加させることによりシステム圧力を増加させることができる。あるいは、水素生成量を一定に保ちながら、図2及び図3に示した調節可能な電流負荷部116により燃料電池システムへの電流負荷を減少させて水素の消費率を減少させることによって、システム圧力を増加させることもできる。水素生成速度が遅いシステムの場合は、システムへの電流負荷を減少させることによってシステム圧力を増加させる手法が好ましい実施形態である。システム圧力がパージ圧力の最小閾値を超えると、システムCPUは、パージが成功したことを示す、パージガスが供給された燃料電池(パージ検出燃料電池)の圧力降下406が検出されるまで待機する。このシステムは、その後、前記ポンプ流量を減少させるか、または燃料電池への電流負荷を増加させるのいずれかを行うことにより、システムの圧力をパージ圧力よりも低い圧力に戻し、水素が過度にパージされることを防止する。] 図2 図3 図4 [0034] 本発明は、所定の圧力で二方向の流れを可能にする少なくとも1つの受動的パージバルブを使用する。可能性のある一実施形態では、燃料電池システムの受動的パージバルブとして、ドーム型のバルブが使用される。ドーム型バルブは、所定の圧力閾値に達したときに二方向の流れを可能にし、単一のバルブを圧力逃し、パージ及び真空逃がしとして使用することを可能にする。パージのための好ましいクラッキング圧は、6894.757Pa(1PSI)であり得る。] [0035] パージバルブアセンブリは、スタンドアローン部分であり得るか、または別のアセンブリに組み込まれ得る。一実施形態では、ドーム型バルブは、シリコン製の4尖型ドームバルブであり得る。これらのバルブは、低コスト及び非常に低い圧力でのシーリングの信頼性というさらなる利益を提供する。ドーム型バルブは、閉鎖時においてある程度のヒステリシスが得られるというさらなる利益を提供する。このことにより、パージをより素早く行うことが可能となる。このことは、平行流れ場構造体を有する燃料電池システムにおいて有益である。] [0036] 図5は、補助的な燃料電池を有するシステム500を示す。このシステム500では、パージガス202が補助的燃料電池502のアノードに導かれるように構成される。補助的燃料電池502のカソードには、空気から酸素が供給される。前記空気(酸素)は、例えばファンなどの送風機506によって能動的に供給されるか、または好ましくは拡散によって受動的に供給される。受動的パージバルブ112からパージされたパージガス202は、補助的燃料電池502のアノードなどの水素センサに導かれる。パージ完了モジュール122は、補助的燃料電池502の出力(電圧または電流のいずれかであり得る)が閾値レベルを超えた場合に、非燃料物質110がパージされたと判断する。パージの初期に、パージバルブから補助的燃料電池のアノードへ不活性ガス及びその他の非燃料物質110(例えば水蒸気または凝縮水)が供給されたとき、補助的燃料電池502の開放電圧は低下し、負荷電流が印可されている場合は負荷電流は最小となる。その後、パージバルブから全ての非燃料物質110がパージされ、非燃料物質の代わりに純粋な水素がパージされるようになると、補助的燃料電池502の開放電圧は増加し、負荷電流が印可されている場合は負荷電流は大幅に増加する。補助的燃料電池502の負荷電流を閾値と比較することにより、パージ流における水素の純度を知ることができる。] 図5 [0037] 別の実施形態では、図6は、触媒床202を利用するシステム600を示す。このシステム600では、パージガス202は、大気604の存在下の触媒床602に導かれる。パージ完了モジュール122は、触媒床602の温度606が閾値を超えた場合に、非燃料物質110が排出されたと判断する。触媒床の構造体は、例えば拡散またはベンチュリ効果により、パージガス202を大気604と混合させる。パージの初期では、不活性ガス及び他の非燃料物質110(例えば水蒸気または凝縮水など)が触媒床に供給され、触媒床と反応することなく触媒床を通過する。その後、パージバルブから全ての非燃料物質110がパージされ、非燃料物質の代わりに純粋な水素がパージされるようになると、触媒床に供給された水素は大気からの酸素と混合して触媒床において触媒的に発火し、熱及び水蒸気を生成する。触媒床602で測定された温度606は、パージ流における水素純度の良好な指標となる。この方法に好適な触媒は、白金族元素(白金、パラジウム、ルテニウムなど)、銀酸化物、コバルト酸化物、マンガン酸化物、または室温で良好な触媒反応性を示すその他の触媒から選択される。] 図6 [0038] 以上、本発明の様々な実施形態について説明したが、これらは例示のためのものであり、いかなる意味においても本発明を限定するためのものではない。したがって、当業者は本明細書中の記載に基づいて、本発明の詳細な実施例に様々な変更を加えることができる。そのような変形例は、添付の特許請求の範囲及びその法的な均等物によって規定された本発明の範囲及び精神の範囲内にあると考えられる。]
权利要求:
請求項1 燃料電池ガスパージシステムであって、(a)少なくとも1つの燃料電池と、(b)燃料供給部と、(c)調節可能な燃料電池電流負荷部と、(d)前記燃料電池内に蓄積した非燃料物質を前記燃料電池外にパージするべく前記燃料電池に接続された、前記燃料電池の内部圧力と外部圧力との圧力差に従って作動する少なくとも1つの受動的パージバルブと、(e)前記パージを開始するべく前記燃料電池の前記内部圧力を増加させる時期を判断するためのパージ要求モジュール及び前記パージを完了するべく前記燃料電池の前記内部圧力を減少させる時期を判断するためのパージ完了モジュールを有するパージ制御モジュールとを含むことを特徴とするシステム。 請求項2 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記燃料電池が、水素燃料電池、プロパン燃料電池、ブタン燃料電池及びメタン燃料電池から成る群より選択されることを特徴とするシステム。 請求項3 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記少なくとも1つの燃料電池が、単一の燃料電池、燃料電池スタック及び燃料電池アレイから成る群より選択されることを特徴とするシステム。 請求項4 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記非燃料物質が、非燃料ガス及び凝縮水から成る群より選択されることを特徴とするシステム。 請求項5 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、通常運転時は、前記燃料電池の前記内部圧力が前記受動的パージバルブのクラッキング圧力よりも低く保たれるように前記調節可能な燃料電池電流負荷部により調節し、パージ時は、前記燃料電池の前記内部圧力が前記受動的パージバルブの前記クラッキング圧力よりも高くなるように前記調節可能な燃料電池電流負荷部により調節するようにしたことを特徴とするシステム。 請求項6 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記調節可能な燃料電池電流負荷部が、充電電流が調節可能なバッテリに接続されたバッテリ充電回路を含むことを特徴とするシステム。 請求項7 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記受動的パージバルブが、受動的二方向バルブ及び受動的一方向バルブから成る群より選択されることを特徴とするシステム。 請求項8 請求項7に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記受動的二方向バルブが、ドーム型バルブを含むことを特徴とするシステム。 請求項9 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記受動的パージバルブの前記クラッキング圧が、6894.757Pa(1PSI)であることを特徴とするシステム。 請求項10 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記少なくとも1つの燃料電池が、少なくとも2つの燃料電池を直列に接続して構成した燃料電池アレイであり、前記燃料供給部が、前記燃料電池アレイの近位端に位置する燃料電池に接続され、前記受動的パージバルブが、前記燃料電池アレイの遠位端に位置する燃料電池に接続されたことを特徴とするシステム。 請求項11 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記少なくとも1つの燃料電池が、少なくとも2つの燃料電池を直列に接続して構成した燃料電池アレイであり、前記パージ要求モジュールは、前記燃料電池アレイのうちの任意の燃料電池の電圧が所定の閾値を下回った場合に、前記非燃料物質をパージする必要があると判断することを特徴とするシステム。 請求項12 請求項11に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記パージ要求モジュールは、前記燃料電池アレイのうちの前記受動的パージバルブに接続された前記燃料電池の電圧が所定の閾値を下回った場合に、前記非燃料物質をパージする必要があると判断することを特徴とするシステム。 請求項13 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記パージ完了モジュールは、前記受動的パージバルブからパージされたガスが主として燃料を含むようになったことが検出された場合に、前記少なくとも1つの燃料電池から前記非燃料物質がパージされたことを判断することを特徴とするシステム。 請求項14 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記少なくとも1つの燃料電池が、少なくとも2つの燃料電池を直列に接続して構成した燃料電池アレイであり、前記受動的パージバルブからパージされた前記非燃料物質が、前記燃料電池アレイのうちの1若しくは複数の燃料電池のカソードに導かれるように構成され、前記パージ完了モジュールは、前記1若しくは複数の燃料電池の圧力が所定の閾値電圧を下回った場合に、前記非燃料物質がパージされたと判断することを特徴とするシステム。 請求項15 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記受動的パージバルブからパージされた前記非燃料物質が、大気存在下の触媒床に導かれるように構成され、前記パージ完了モジュールは、前記触媒床の温度が所定の閾値温度を超えた場合に、前記非燃料物質がパージされたと判断することを特徴とするシステム。 請求項16 請求項15に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記触媒が、白金、パラジウム、ルテニウム、マンガン酸化物、銀酸化物及びコバルト酸化物から成る群より選択されることを特徴とするシステム。 請求項17 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記パージ完了モジュールは、タイマーを使用して、前記非燃料物質がパージされた時期を判断することを特徴とするシステム。 請求項18 請求項17に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、前記タイマーの設定時間は、前記少なくとも1つの燃料電池のパージ開始前の電流負荷に従って決定されることを特徴とするシステム。 請求項19 請求項1に記載の燃料電池ガスパージシステムであって、補助的燃料電池をさらに含み、前記受動的パージバルブからパージされた前記非燃料物質が前記補助的燃料電池のアノードに導かれるように構成され、前記パージ完了モジュールは、前記補助的燃料電池の電流または電圧の出力が所定の閾値レベルを超えた場合に、前記非燃料物質がパージされたと判断することを特徴とするシステム。
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